求人は出ているが数自体は少なめ


耳鼻咽喉科は、ある程度栄えているエリアであれば街を歩くことでしばしば出くわすことができますが、全国的に見たときにはこの科目を標榜している医療施設はさほど多くはありません。

そのため耳鼻咽喉科の求人状況は、数で見れば少なく、また、耳鼻咽喉科へ転職・転科しようと考える医師も内科などと比較すると多いとは言えないでしょう。

耳鼻咽喉科のニーズですが、高齢化が進むにつれて患者数は増えると考えられます
単に機能が低下するだけではなく、高齢者は誤飲や誤嚥することも多く、そうしたニーズも十分に考えられるはず。
アレルギー患者数も増えると見られており、また、粘膜診断の増加によっても十分にニーズを確保することが可能でしょう。

にもかかわらず、未だに求人数が極端に多くなるなどの変化は見せておらず、耳鼻咽喉科の求人状況は横ばいが継続中であると言えます。

ただ、それでも全国規模で見れば300件から400件以上の募集案件があり、決して選択肢がない状況にあるとは言えません。
注意点があるとすれば、条件や待遇の恵まれた求人は競争率が高くなるか、すぐに締め切られてしまうことが多い点

数が少ない分、取り合いになる傾向もしばしば見られるため、気になる案件があれば早めにアプローチしておくことをおすすめします。

どのような働き方を目指すかで変わる選択


耳鼻咽喉科の医師の募集傾向ですが、これは大まかに病院かクリニックかで変わってきます。

比較的大きな病院では、外来だけではなく手術も可能な医師を募集している傾向が強く、入院設備のないクリニックでは主に外来を中心とした診療が行える医師を募集しています

もちろん例外もあります。
病院でも外来のみの募集のところもあれば、クリニックでも手術を積極的に行うところがあり、どのようなキャリアを積みたいかによって選択肢の絞り方を変える必要があるでしょう。

手術の傾向や種類に関しても、必ずチェックしておくこと
花粉症やいびきなどに関する手術に特化した形の医療施設もありますし、さらに複雑且つ多くの手術をこなせる医師を探している医療施設もあります。

また、病院に多いオンコールや当直、あるいは早番や遅番などの有無も重要な要素となるでしょう。
クリニックでは基本的にはこうした働き方はありませんが、自らが目指す働き方を整理した上で求人を選別していかなければ、転職活動に余計な時間がかかってしまうので気を付けたいところです。

求人のチェックは慎重に行いたいものの、あまり時間をかけ過ぎるとすぐに空きが埋まってしまうというジレンマが耳鼻咽喉科にはありますが、転職サイトやコンサルタントサービスなどをうまく活用しながらベストな選択・転職を目指していきましょう。